「ごめん。帰るな」 『うん。ここまでありがとう』 「連絡する」 とは言いながら… もう会うことはないだろう。 そう思いながら、手を振った。 蓮が帰った後、私はベッドの横にあった椅子に座り…祖母を見つめた。 看護婦さんや医者は、 一生懸命治療してくれていた。 専門用語を話していて、私には全然理解できるものではなかった。