色々な違法な物に手を染めて、今も生きている。
会いたい何て思わない。
何なら、殺してあげたい。
その話が終わると、祖母は優しく優しく抱きしめてくれた。
優しすぎて、私は涙が止まらなかった。
捨てられた悔しさじゃなくて、祖母との決意の涙。
「一緒に生きていこう。おばあちゃんが死ぬまで、美愛を守る」
私は母親も父親もいない。
私の母親はおばあ。
大切に育ててくれて、高校も行かせてくれて…大学は奨学金を払って自分で行っている。
こんな事があり、私は自分の名前が嫌い…大嫌い。
母親と父親が付けた名前”美愛”。
美しい、愛。
どんな思いでつけたんだろう。
この名前…愛を持って、つけてくれたのかな。
そんなはずがない。
こんな話、彼にも半分しか話してなかった。
全てを知るのは祖母と私だけ。
酔っ払った勢いで蓮にはどこまで話したのかはわからないけど…全部理解しているような事を言われた。
車の中で、『ごめんね』と謝ると「これから謝ったら罰金な」と言って怖い顔をされた。
一瞬、ヤクザかと思った。
でも、こいつはまぎれもなく、ホスト。

