「いいもん、いつか私だって私だけの王子様がむかえにきてくれるもん」 「はあ?23にもなってなに小学生みたいなこといってんの?じゃあその王子様はどこにいるのよ?」 「うっ‥」 小学生‥ たしかに私の言ってることは小学生、 いや小学生以下かもしれない‥ 王子様が迎えに来てくれるなんて、 意味のわからないことを言いながら 結局自分は何か特技があるわけでもなく 就職さえままならないまま‥ もし王子様がいたとしてもこんな私のところに来てくれる訳がない でもそんなことは分かっていて…