皆きっと就職がもう決まってやっと一息つけるというところだろう

私はまだこれからなのに…

そんな同級生たちを見つめているとなんだか自分の情けなさが引き立つようで‥

はやく帰ろう

てかてかとグランドを突き刺す太陽とは違って私の心はどしゃ降りだ

きっとこの心に太陽が昇のは面接が合格するまで来ないであろう

そう思うとなんだか
無性にここにいたたまれなくなり荷物をまとめて部屋を飛び出した