闇の中に咲くランの花 Ⅰ




智樹『そっか……ん?死龍?もしかして蝗龍と仲良くなったりしたか?』


麻琴「うーん…仲良くは…なってないけど…。認めては…いる?」


智樹『関わりは持ったってことか…。……まぁいい。仲良くしておいても問題は無いからな』


麻琴「うん、わかった。……あとね?変な夢を見たんだ……」


智樹『っ、ホントか!?どんな夢だ!?』


なんか焦ってない?


麻琴「あ、あのね?ランって子が責められてて、何故だかね?自分が責められてると思って“ワタシノセイナノ?”って言ってたの………
どう言うことか分かる?」


智樹『……………。』


あれ?


麻琴「お父さん?」


何故か無言になってしまったお父さん。

電波が悪いとかでは無いと思うけど…もしかして、何か知ってるの?


智樹『……………………よく分かんねぇ。ごめんな?何もわかんなくて……』


麻琴「うん!全然いいの!聞いてくれてありがとう!」


智樹『…他に聞きたいことはないか?』


他にも………か…。そうだな……………今なら聞けるかも…


麻琴「…ねぇお父さん………」


智樹『なんだ?なんでもいいぞ!』



今なら聞ける…………

















麻琴「どうして私は記憶喪失になったの?」


智樹『っ……………。』


やっぱり、ダメか。いつも、この質問の時は詰まるんだよ?黙り込んじゃうんだよ。

私には言えないことなの?


麻琴「やっぱりいいよ!ゴメンね…変な質問して……忘れていいから!」


智樹『ホント………ごめんな…』


麻琴「そんなに謝らないでよ!私、お父さんのこと大好きだから!」


智樹『っ/////寂しくなってきたぞ!今すぐ帰ってきてくれー!』


麻琴「うーん……ヤダ!今日はありがとうね!バイバイ!」


プツッ

お父さんってめちゃくちゃだよね?自分が男子校に転校させたくせに帰ってこいって……おバカさんだ!

でもやっぱり教えてくれなかったな……