闇の中に咲くランの花 Ⅰ



翔希「ちゃっかりお姫様抱っこしてたし……イライラする」


愁「楓、多分早く謝ったほうが身のためですよ?」


えっ?…何でみんないるの?

音のしていた茂みから飛び出してきたのは、いないと思っていたみんなだった。


麻琴「……………もしかしてさっきからガサガサ言ってたのってみんなだったの?」


潤「せやで!静かにしようと思たんやけどみんな見たいゆーて色んな音がなってしもたんや」


……………。お前らが犯人かぁあああああ!


麻琴「ホンマに怖かったんやでな!」


奏「何それ!潤の真似?ハハハッ!」


麻琴「もう知らん!楓!もう2人で帰ろう!“2人で”」


楓「あ、うん!“2人で”帰って遊ぼうな!」


あの広々した別荘の部屋で2人で遊ぼうね!楽しいだろうね!ふん!


奏「待って待って待って!ゴメンよぉー!だから僕らも一緒に遊ぶ!」


潤「ちょっとした出来心やったんや!許してちょんまげ!」