綾斗「あぁ、俺が聞きたかったのは………オレ達に隠してたことは何か聞きたかっただけで…」


麻琴「あ、そうだったの!?」


なんか恥ずかしいじゃん…みんなわかってると思ってた『知ってると思うけど』なんてさっ。


奏「あのね?僕ら麻琴のケンカの仕方…何処かで見たことがあるんだよね」


麻琴「え?そうなの?」


楓「でも、どこで見たのかは分からないんだ」


麻琴「私が記憶をなくす前に蝗龍のみんなに会ってるんじゃないかな?…多分…」


でも出会ってたら顔を覚えてくれえてもいい気がするけど…。うーん…結構昔なら覚えてなくても無理はないか。


綾斗「そっか…それよりもう帰ろうぜ?潤も寝てるし…」


うん、ちょうど良かった。ちょっと足が痺れてきてたんだよね。


愁「珍しいですね…やっぱり麻琴さんはただ者じゃないですね」


麻琴「そうかな?……じゃあ部屋に戻ろ?あっ、私の部屋でいい?」


綾斗「そうだな…お邪魔してもいいか?」


麻琴「うん!いいよ!いろいろ話さなきゃだしね……」