麻琴side


私は今、潤が持ってきてくれた男物のウィッグを着けてフードを被って最終種目のケンカに参加している

それにちゃんと涼さんと桃ちゃんには了承得てるから!『なんのために参加不可にしたと思ってんだ!』って怒られたけど、泣き脅してやった。ケケケッ!


蝗龍のみんなには、屋上に集まった時にちゃんと言うつもりだから……


「そこのかわいい顔したお前」


私のこと?あれ?もしかして顔見えてる?

そう思って私はフードを深くかぶり直した


麻琴「なんですか?」


「弱そうだな…初めはお前でいいや」


ウザイな!どれだけ自分が強いと思ってる訳!?見た目で人を選ぶ人はね、雑魚の証拠なんだよ!


麻琴「僕のことなめてると…………怪我しますよ?それにあなたの方がバカでクズで餓鬼でクズでだとおもいます」


「どんだけレパートリーあんだよ!」


シュッ


麻琴「ちょっと!危ないですよ!殺る時は言ってくださいよ!」


私は顔面に当たるスレスレのところで拳をよけた。でもって挑発してみた!


「簡単に避けんじゃねぇ!」


おぉ八つ当たりか?自分の拳が遅いからって酷いよね?