春兎「そういえば姉ちゃんの名前、麻琴のままでいいの?」


あー、組長の娘だからバレたらまずいかな?

うーん、でも考えるのめんどいから麻琴のままでいいか!それに、違う名前にしても陸兄本名のまま呼んできそうだし…。意味をなさない気がする。


麻琴「うん!そのまま麻琴でいいよ!」


春兎「分かった。気をつけて行ってね。理事長室行くまでに何かあったらちゃんと言ってよ?」


麻琴「大丈夫だよ!心配しすぎ!」


陸兎「じゃあ分かんないことがあったらいつでもお兄ちゃんのところに来ていいんだからな!」


麻琴「分かった!何かあったら春兎に連絡するね!じゃあね!」


陸兎「俺への信頼ZERO!?」


そう言って私は廊下を歩いていった。







陸兎「あぁ~!行っちゃった…」シュン


春兎「あれ?姉ちゃんって理事長室の場所知ってるの?」


陸兎「えっ?春兎が教えたんじゃないのか?」


春兎「僕は教えてないよ?」



・・・・・



陸兎・春兎「「心配になってきた…」」


そんな会話をもちろん麻琴は知らない