弘也のお母さんについていくと、リビングに案内される。
「また近くに住んでる親戚の人が来るから、それまで待っててもらえる?
弘也のいとこも来るだろうし、来たら話し相手になってあげて」
遠慮なく腰掛けてとソファを指差した弘也のお母さんに、大丈夫ですと手を振る。
「その、お茶出しとか、お1人じゃあ大変でしょうし、俺、手伝います」
はじめこそ弘也のお母さんはそんなことしなくてもと言っていたが、大丈夫ですからと言ってむりやり手伝わせてもらうこととなった。
その時だった。ピンポーンと、間延びした音が鳴り響いた。
はいはいと弘也のお母さんがかけていった。取り残された俺は、その人のためのお茶をでも用意しようと台所にたった。
しかし弘也のお母さんが連れてきたのは、なんと菜乃ちゃんだった。


