背番号6、最後の青春




別れがいつくるか分からないから、毎日弘也の元へと通っていた。

だんだんと弘也が眠ることが多くなっていったことを、俺は知っていた。

それも、深くぐっすりと眠るものだから、嫌でも別れの近さを知ることとなった。

ゆっくりと迫りくる最後に、俺は側にいてやることくらいしかできなかった。

バイトには行かないと行けなかった。夏休みで学校がないのは幸いだった。


そして、俺の誕生日から4日ほどたったある日のことだった。

その知らせを受けたのは、深夜の、0時24分頃だった。

弘也のお母さんからの着信と、その携帯の画面の右上に表示された時間は、いつまで経っても忘れられず、鮮明に覚えている。

もう、内容はほとんど知れていた。

あとは、覚悟を決めて電話にでるだけだった。

1コール目で電話に気付いて、深呼吸をして、それから、電話に出た。

いつも以上に深く眠る弘也を見舞った、眠れない夜のことだった。