そのうちにちらほらと人が集まってきた。
みんな背後に何か隠しながら、廊下で集合しているのだろう。
多分隠してあるのはお菓子だ。ちなみに俺の分はあらかじめ陸空先輩に預けておいた。
みんな集合してから、特活室の中に入ってくる。
陸空先輩がみんなの前に立って、弘也にニコリと笑いかける。
「今日くらいは弘也とゆっくり話したいと思うので練習を早めに切り上げたんだ。
お菓子とジュースをみんなで用意したから、ゆっくりしていってな」
陸空先輩が笑いかけた瞬間、みんながそれぞれ持ってきたお菓子を机の上に置く。
ジュースは家庭科室の冷蔵庫から持ってきたらしく、同じように置かれる。
弘也はその光景をしばらくキョトンとして見つめていた。
それから、嬉しそうにニコリと笑って、
「そうっすね。今日くらいはゆっくり…はしゃぎたいですもんね!」
元気にそう言い、さあはしゃぐぞと意気込んでいた。


