背番号6、最後の青春




俺と目があった花恋ちゃんは軽くペコリとお辞儀をした。

俺もそれにお辞儀をし返すと、練習の方に集中することにした。

休憩時間はもちろん弘也のところに行っていろいろ話したりしたが、

弘也の周りを人が取り囲んでいて、他の人とよく話していた。

それから、部活終了の1時間ほど前になった時だった。

「じゃあそろそろ切り上げて、片付けするか!」

陸空先輩の言葉にみんなが返事をして、片付けを開始した。

陸空先輩はそれから俺の方に寄ってくると、

「愉多先生が特活室をとっといてくれたから、そこに案内しといてもらえるかな?」

俺の肩をポンッと叩きながら笑顔でそう言った。

俺は「はい!」と返事をすると、早速弘也の元に駆け寄り菜乃ちゃんに説明をする。

花恋ちゃんは帰ろうかと言っていたが、せっかくなので残ってもらうことにした。

愉多先生に声をかけると、花恋ちゃんが残ることもオッケーしてくれた。