背番号6、最後の青春




改めて2人が挨拶をし終えてから、花恋ちゃんの友達の自己紹介も終え少し話した。

聞くところによると花恋ちゃんも好きな人がいるらしく、それをからかっていたんだとか。

その時の花恋ちゃんの友達の推理では、好きな人は恐らく弘也だそう。

まあ確かにあいつはなんだかんだ言っていいやつだし、好きになる気持ちも分からなくない。

俺が女だったら、弘也みたいな一緒にいて楽しいやつがいいな、なんて。

その日はたくさん話してから、帰ることになった。

菜乃ちゃんもおり弘也の病院までは学校から電車で向かった。

そのため、学校の最寄り駅までは菜乃ちゃんと一緒に帰る。

「…結局、真矢先輩の好きな人って誰なんですか?」

「え、いやー、そんなに知りたいの?」

電車を待っているとき、問いかけられてそう聞き返すと、菜乃ちゃんは食い気味に頷いた。

…そ、そんなに知りたいんだ…。