「あー、これ?外出の許可が出たからどこに行こうかと思ってさ」
「まあ、まだ許可が出たからどこ行こうまでしか話してないんだけどね」
弘也の言葉にそう付け足すと、2人は納得した顔をして花梨は携帯を取り出した。
「それなら、2週間後にうちの学校が会場の練習試合があるんだけど…、見に来る?」
多分、花梨の携帯のスケジュールの中に練習の予定などが入っているのだろう。
なんともマネージャーらしい。意外としっかりしてるからな、花梨は。
花梨の言葉に、弘也は少し驚いてから目を輝かせた。
「マジで?!じゃあその日にする!練習試合見に行く!」
見るからにわくわくとした様子でいる弘也に、俊太と花梨と目を合わせて笑った。
その日はとりあえず、それだけ決めて花梨たちと一緒に帰ることにした。


