背番号6、最後の青春




「あー、これ?外出の許可が出たからどこに行こうかと思ってさ」

「まあ、まだ許可が出たからどこ行こうまでしか話してないんだけどね」

弘也の言葉にそう付け足すと、2人は納得した顔をして花梨は携帯を取り出した。

「それなら、2週間後にうちの学校が会場の練習試合があるんだけど…、見に来る?」

多分、花梨の携帯のスケジュールの中に練習の予定などが入っているのだろう。

なんともマネージャーらしい。意外としっかりしてるからな、花梨は。

花梨の言葉に、弘也は少し驚いてから目を輝かせた。

「マジで?!じゃあその日にする!練習試合見に行く!」

見るからにわくわくとした様子でいる弘也に、俊太と花梨と目を合わせて笑った。

その日はとりあえず、それだけ決めて花梨たちと一緒に帰ることにした。