背番号6、最後の青春




しかし、冷たい手で俺を見ているのはほとんど女子であった。

男子は噂に疎い人もいれば、部員の人たちは特に気にしない様子だった。

気にしないというよりは、信じてないようだ。

不意に数名の女子が、席に座っていた俺の目の前に立ちふさがった。

恐らく弘也と同じクラスの女子だろう。

俺を睨むような目をするから、思い切り睨み返してやると少しだけ怯んだ。

「あ、あのさ、真矢くんに聞きたいことがあるんだけど…」

恐る恐る、リーダー的な女の子が問いかけてくる。

俺は首を傾げたあと、「なに?」と怪訝な顔をして問い返す。


「…弘也くんを真矢くんが落としたって本当?そのせいで弘也くんが入院してるって」

覚悟はしていたけれど、こうもはっきりと疑われるのはなんとも悲しい。