『今読んでる雑誌に、「好きな人には日頃から好きだと伝えておく事が大切!!」って書いてあったから言ってみた。』

『なるほど。』

そう言ったあと、洸くんは落ち込んだ様子で黙ってしまった。

『?洸くんどうしたの?』

『……いや、俺、さっきの本気にしちゃったから……』

『??ほんとだよ?』

『うん。分かってる。幼なじみとしてだろ。』

『ちがうもん!今まで内緒にしてたけど、…私は、洸くんの彼女になりたいと思って……ます……///』

『……それ、まじ…?』

『まじ……です////』

なんとなく恥ずかしくて下を向いていたら、視界が暗くなった。
驚いて顔を上げたら、あと3cmでキスができちゃうくらいの所に洸くんがいた。
……抱きしめられてる!!やっと自覚した今の私の顔は、多分タコに負けないくらい真っ赤だろう……///