その時由美の携帯が震えた。
「あっ、晃からだ☆」
メールを読み、何故か私に
「返事返しとくよ」
と言った。
返事を返し終わり、由美がメールを見せてくれた。
From: 晃
[件名]雄より薫ちゃんへ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日は楽しかったよ、アリガトウ。
上着なんだけど、迷惑じゃなければ直接返して欲しいな。
俺、薫ちゃんの連絡先聞きそびれちゃったから、晃に聞いてもいいかな?
良ければ薫ちゃんが暇な時にメールしてくれたら嬉しいな。 雄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「大っ成功じゃん!!!」
由美が興奮しながら言う。
「いや、大成功の前に、何て返事送ったの?」
「え?えっと…いいよ☆ってだけ送った…」
と、目線を反らしながら言う。
嘘だ。
由美の携帯を取り上げ、送信メールを見てみる。
To: 晃
[件名]薫より雄君へ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私もすごく楽しかったよ☆
連絡先の件、もちろん晃君に聞いちゃって下さい。
上着、ちゃんと返しに来るね。
メール待ってるネ♪ 薫
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
絶句…。
この私のキャラに合わないメールは何だ……
「ゆ……由~美~…」
と、怒ろうとしたら、由美が話題を逸らそうと、
「薫、携帯鳴ってない?」
と言って来た。
「まさか」
と思ったが一応確認してみる。
心当たりのないアドレスからだった。
メールを開いてみると、
「雄です。これが俺のアドレスです。
俺の事忘れないでね?
気が向いたらメール下さい」
上着まで借りたのに、忘れてしまっては失礼だと思った。
由美は携帯の画面を覗き込み、ニヤニヤしている。
「どうしたの?私、上着忘れそうなのかなぁ?」
と由美に聞く。
由美は目を丸くしながら「そうゆう事じゃ無くてさぁ…俺の事、って書いてるじゃん!!!」
と、何故か怒っている。
「あっ、晃からだ☆」
メールを読み、何故か私に
「返事返しとくよ」
と言った。
返事を返し終わり、由美がメールを見せてくれた。
From: 晃
[件名]雄より薫ちゃんへ
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今日は楽しかったよ、アリガトウ。
上着なんだけど、迷惑じゃなければ直接返して欲しいな。
俺、薫ちゃんの連絡先聞きそびれちゃったから、晃に聞いてもいいかな?
良ければ薫ちゃんが暇な時にメールしてくれたら嬉しいな。 雄
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「大っ成功じゃん!!!」
由美が興奮しながら言う。
「いや、大成功の前に、何て返事送ったの?」
「え?えっと…いいよ☆ってだけ送った…」
と、目線を反らしながら言う。
嘘だ。
由美の携帯を取り上げ、送信メールを見てみる。
To: 晃
[件名]薫より雄君へ
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私もすごく楽しかったよ☆
連絡先の件、もちろん晃君に聞いちゃって下さい。
上着、ちゃんと返しに来るね。
メール待ってるネ♪ 薫
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絶句…。
この私のキャラに合わないメールは何だ……
「ゆ……由~美~…」
と、怒ろうとしたら、由美が話題を逸らそうと、
「薫、携帯鳴ってない?」
と言って来た。
「まさか」
と思ったが一応確認してみる。
心当たりのないアドレスからだった。
メールを開いてみると、
「雄です。これが俺のアドレスです。
俺の事忘れないでね?
気が向いたらメール下さい」
上着まで借りたのに、忘れてしまっては失礼だと思った。
由美は携帯の画面を覗き込み、ニヤニヤしている。
「どうしたの?私、上着忘れそうなのかなぁ?」
と由美に聞く。
由美は目を丸くしながら「そうゆう事じゃ無くてさぁ…俺の事、って書いてるじゃん!!!」
と、何故か怒っている。


