きみのおと



――え?皐月?・・・ああ。今日はもう帰ったんじゃない?最近サボってるみたいだし




――は?いじめ?あの子がそう言ったの?ないない。まぁ確かに、浮いてるのは確かだけど、そんなの自業自得だし





――あの子、虚言癖があって嘘ばっかだし、なんでも自分の思い通りにしないと気がすまなくてヒステリックになるし。だからみんな、あの子とはあまり関わりたくないの。人を見下してるしね




――あんたも、あの子の虚言に付き合わされてるだけなんじゃないの?可哀想だけど。同情するだけ無駄だよ






何度か声をかけて見つけたクラスメイト。
その子に突き付けられた話は、信じられないものだった。

だって、僕が知ってる皐月ちゃんは少なくともそんな子じゃなかった。
大人しくて、よく笑っている子で。
確かに、小学生の頃の彼女しか知らないけれど・・・。


それに・・・。



虚言って・・・。
いじめられてないって。

でも、なんで僕にいじめられてるって言ったの?
昔、僕がいじめられてるって知っている風だった。



それなのに、なんでそんなウソを?





わからないよ。