「そもそも、そんな事俺たちに宣誓するもんじゃねぇし。それ言われてどうしろっての?」

「どうって・・・。今、皆さんがちーくんと仲いいみたいだから。突然私が入ること、許してもらいたくて」

「入るってどこに?別にあんた、俺たちと仲良くしたいわけじゃねぇんだろ。あいつがいればいいみたいだし、それって俺らに関係ないよな?あんたがあいつとどうかかわろうが、仲よくなろうが、別にどうでもいいし」




イライラと不機嫌さが伝わってくる。
でも、少しスッとする。

彼女の考えが、私にはわからないから。
柊二くんに言うように、そんな事を私たちに言う意味が解らない。



「それくらいで、俺たちとアイツの関係はかわんねぇよ。残念だが」

「ざ、残念だなんてそんな事、思ってません!」

「だったらなおのこと、俺らの事気にする必要ないだろ。お前の魂胆見え見えでウザい。帰るぞ」

「え、しゅ、柊二くん・・・」

「あ、あの・・・」





柊二くんは全く動じずお金をテーブルに置くと店を出る。
私も慌てて追いかけた。