「俺が残る」

「え?柊二くんが?」

「え、いいよ。私は本当に平気だから」

「じゃなくて。俺も別に興味ないし。疲れたから休みたいし」



柊二くんは大きな欠伸を一つするとけだるそうにそう言った。
柊二くんがいてくれるなら大丈夫かな・・・?




「じゃあ、私と千秋くんで行ってきてもいいのかな?」

「ああ。いけいけ」

「え、あ、・・・う、うん」




亜衣は少し戸惑いながらそう答えた。
最近、亜衣と柊二くんはよく話すし、最初は怖がってた亜衣だったけど、きっと大丈夫、だよね?




「本当に大丈夫?」

「あ、うん。大丈夫だよ。いってらっしゃい。しぃちゃん」

「うん。じゃあ、いってくるね。いこっか、千秋くん」

「うん」



そう答えた亜衣たちを残して私と千秋くんで次のジェットコースターに向かった。