「じゃあ、繋いでる足からね」
無事に二人三脚に決まった僕たちは、お昼休みを使って練習を始めた。
芹川くんと榎並さんも、一緒に出ることになったらしく、4人でそれぞれ練習することになった。
「イチ、ニ、イチ、ニ」
しぃちゃんの掛け声に合わせてゆっくり足を動かす。
身長も歩幅も違う二人が合せるのは思った以上に難しいみたいだ。
「う、わ、ああ!」
一度タイミングがずれた足にもつれ、しぃちゃんがバランスを崩し倒れこむ。
慌てて助けようと手を伸ばした僕だけど、足は繋がっているわけで。
引っ張られるようにして同じように倒れてしまった。
う・・・、痛い・・・。
じゃなくて!