いつか逢えると信じてた。

『なぁ。羽音、、、』

滉さんが口を開いた。

『理由[わけ]を、、、話してくれないか?
もし、納得がいったらお前が会いたいと
言うまで、、、あわねぇよ』

理由、、、か。
言えるわけないじゃない。

『ごめんなさい。まだ言えない。』

うそ。いつだってホントは言える。
でも、、、怖いだけ。

『そっか。』

そう言うとメモを取り出し
あたしに渡してきた。

『これ、俺と翔の携番。
何があればかけて来い。』

あたしは静かに頷き
受け取った。