いつか逢えると信じてた。

『てめぇ。』

滉さんは胸ぐらをつかんだ。

『んだよ。滉輝。』

悠太もきれている。
2人に何があったのだろうか。

『なんでっ。なんで羽音を『ざけんな』』

悠太がキレた。

『羽音を守ることも出来ねぇ奴に
もぉ任せておけねぇよ。
兄貴がきたからなんだよ!
俺はコイツを守る。もう泣かさねぇ。』

悠太。
するとある人が口を開いた。

『羽音。お前の気持ちを知りたい。』

あたしの気持ち。もう迷わない。

『あたしね、滉さんの事、ホントに
好きだった。そしてみんなの事も好き。
兄に会わせてくれたのは嬉しいけど
あたしは一緒に済まない。

あたしは、もうみんなの傍にいない事を
決意した。
だから、悠太の元へいきます。

滉さん。恋人役、お疲れ様。

さようなら。』

あたしは笑えていただろうか。
その言葉を言うと走って飛び出た。


―END―