いつか逢えると信じてた。

本当の……気持ち?

『傍にいてっ。ひとりはいやっ』

あたしは泣いた。
少しして、客間へ戻った。

――ガラガラ

『羽音。』

声をかけてきたのは翔さんだった。

『帰ってたんだ。』

『あぁ。』

そんな顔をしないでよ。

『あたし……お兄ちゃんの所へ行けません。』

そう言うと皆が驚いていた。

『どーいうことだ羽音。』

滉さんが口を開いた。

『あたしね、悠太の所へ行く。』

そう言うと滉さんは怒った。

『ざけんなっ。悠太はいまっ』

『俺がなにぃ?』

悠太が客間へ入ってきた。