いつか逢えると信じてた。

『あぁ。滉輝が手放すなら俺がお前を
守り抜いてやるよ。』

あたしはまた、守られるしか
できないのだろうか。

『お前の性格上、守られるしかとか
思ってんだろぉけどそぉじゃねぇ。
俺の意思でお前を守りてぇんだ。
拓人もアイツらも同じだ。』

流石だね。悠太。
あの手紙の言う通り。

『ねぇ。こーなることは前から
分かっていたの?』

あたしはそれを知りたかった。

『あぁ。お前が消えた日から分かっていたよ。』

そっか。

『あたしが居て迷惑?』

そう悠太に質問すると悠太は
抱きしめてくれた。

『迷惑じゃねぇ。お前が居ないと
無理なんだよ。
俺はお前に悲しい想いはさせねぇ。
だから本当の気持ちを言え。』