いつか逢えると信じてた。

――羽音へ――

これを読んだって事は俺は
もういねぇんだな。

なぁ。俺が死んだのは決して
羽音……お前のせいじゃねぇ。
俺が決めたことだ。

だから……お前は自分を責めるな。

それからな、滉輝も悪い奴じゃねぇよ。
だからアイツらを信じろ。
いつだって皆、お前を思ってるから。

お前が辛くなったら悠太の所へ行け。

悠太はお前を理解してくれるから
ぜってぇ助けてくれる。

ホントは俺が助けてやりてぇ。
けどそれはできねぇ。

お前の事だから泣いてんだろうな。
ごめんな。泣かして。

でも、もう俺はお前の涙を拭ってやれねぇ。