恭介があたしのことを好き?




幼なじみだし男としてみたことないし




女として見られてるわけない。




そーだよ、絶対ない。うん。

絶対ない。


────────────



はあ、全然授業アタマに入ってこなかった・・・

なんでこんなに気にしてるんだろ・・・



い────────


おい──────────




「夏葵!!!」


「いって、は!?なに!」

「なにって、そんな驚くことないじゃん」


机に突っ伏したままぼーっとしていたら架純と唯に背中を叩かれた



「本気で叩かなくてもいいでしょー?」

「いや、夏葵なら大丈夫かなって」

「意味わかんないし笑」


「ねーねー、夏葵ー」

「ん?どした菜穂」

「ラクロスの試合って今週だっけ?」

「そーだよ!」

「見に行くね!!!」

「私達も見に行ってあげよう」

「なにその上からー」

「てかさ、その試合ってたしか来年のエースが決まる大事な試合じゃなかった?」

「そーなの、だから練習しないと」

「絶対夏葵ならエースいけるから」

唯、なんていいこと言ってくれるんだ・・・

「愛美先輩のエースより夏葵の方が絶対似合うしね!」

・・・まあ、架純もありがと



そっかー、もう公式戦の季節だったのね




青葉高校のラクロス部は昔から強豪だったらしくて、その分試合も多い


やっぱり緊張するよ、公式戦ともなれば





試合まであと5日。




気合入れるぞ!!!!






─────カニグラタン食べて・・・笑