怒りながらメロンパンを食べる恋。伊織は苦笑いしていた。 「恋はそんな悪いってわけじゃないし心配なのは社会と国語だけだからそこを集中してやれば大丈夫だよ。」 「あーあ、英語なら完璧なのになぁ...」 「英語得意なの?」 すると、うん、と勢いよく自信ありげに頷かれた。 「僕は英語が得意でいおりんは理科、遊くんは数学で灯亞くんは国語が得意なの!」 「へぇ、僕は社会が得意だよ。あ、放課後僕も一緒に教えてあげようか?」 「本当!?ありがとう〜!」