「そんなに...心配しなくても大丈夫だよ...?うん。」



「そ、そう?ならいいんだけど...。あ、恋今日の放課後図書館行くよ。」


「げーっ!やだぁっ!」



伊織が思い出したようにそう言うと、心の底から嫌がる恋に不思議に思う杏也。


「なんでそんなに嫌なの?」

「えー?だってテスト勉強しなきゃいけないんだよ!?いおりん超厳しいんだもん!」




「テスト...?」



杏也が首を傾げると、伊織も恋も驚いたようにこちらを見た。