「杏也くん、大丈夫だった〜?」



恋は杏也を心配するも、顔はにこにこと笑顔だった。


「恋、心配してないでしょ。なに?女の子っていじられたこと根に持ってるの?」


「もー!杏也くん!その話はもういいから!」



「はいはい、喧嘩しないの。そろそろ花火始まるからね?」


喧嘩しそうになり、また伊織が仲裁に入った。その時、大きな音がして空に大きな花が咲きほこった。



「わぁ......」