少し歩くと人気のない道に出た。人もいないので、手首を抑えている灯亞の手を反対の手で掴むと、灯亞がくるりとこちらを向いた。
「ねぇ、あいつとはどんな関係なの?ほんとにいとこ同士の関係?それ以上なんじゃないの...?」
「えっ...?あのっ、灯亞、誤解してますよ!私達はそんな仲じゃないです!本当に只のいとこ同士ですよ!」
灯亞がそんな事を言うと思っておらず、何故か焦る結彩。
「ふぅん?じゃあなんでそんなに仲良さそうだったわけ...?まぁ、嘘なんてつこうと思えば簡単につけるしね。」
「だからっ!違いますってばっ!」
今日の灯亞はいつもより冷え冷えとしていて怖い。そして不機嫌だ。
「も〜!いいですか?よく聞いてください。なおくんはもう付き合っている人がいて、既に婚約もしてます!!」

