嘘つき系恋心



それから直生の話を聞いていると、恋がご飯だよ、と呼びに来てくれたので一緒にダイニングルームに向かった。


「あっ伊織、手伝います!」


「ありがとう、じゃあそのお皿を運んでくれるかな?」


はい。と返事をするとさっそくそのお皿を持っていき、テーブルに並べる。


「結彩、待て。」


「え...?」


手を伸ばしていると、急に灯亞に腕を掴まれた。そして、袖をぐいっと肘のあたりまであげられた。


「袖...つくところだった。」


お皿を指差しながら言う。どうやら袖に料理がつきそうだったのを止めてくれたようだった。


「あ、ありがとうございます。灯亞!」