「分かった。取り敢えず恋と杏也くんは着替えておいで。」
直生は伊織に案内されて客間へ通された。その間杏也は素早く着替えて客間に入った。
「直生くん!なんで急に来たの!?連絡してくれれば...!」
「まぁ、色々あってね。それにしても結彩は変わらないなぁ。おいで?」
そんな柔らかな直生の笑顔につい、つられそうになるが丁度良く伊織がお茶を持ってきたので安心した。
「伊織、すいません。」
「ううん。いいんだよ。結彩ちゃんのいとこさんなんでしょ?」
「はい。」
暫く再開を楽しんでね、と笑って部屋を出ていくと、少しの沈黙が訪れた。
それを破るのは当然直生であって、いつもみたいに柔らかな笑みを向けた。

