「じゃあむかえにいきますね。終わったら電話ください。」



「りょーかい!じゃあね、いってきます!」



そう言って、手を振りながら寮を出ていった。結彩はまた、ソファに座ってまったりとした休日を堪能し始めた。



「...あさ、ん......ゆあさん...!」



肩を揺さぶられて目を開けると、遊の顔がすぐそばにあった。どうやら寝てしまっていたようで起こしてくれたらしい。



「ゆ、う......んー。」



「結彩さん、起きてください。ご飯ですよ?」


ぼやーっとスマホの時計を見ると丁度お昼時だった。


ソファから起きてふらふらとダイニングルームに行くと既に出来上がったオムライスがほかほかと湯気をたてて美味しそうに置かれていた。