ひとしきり泣いた後、メガネをかけて杏也へと戻った。そしてあることを思い出す。
「あっ...レクリエーション......忘れてたっ。こんな感動シーンやってる場合じゃなかった!」
「うわぁ...凄い変わりよう...引くわ...」
メガネをかけている時とかけていない時の性格が変わりすぎていて灯亞が軽く引いていると、怒った杏也がポカポカと背中側を叩く。
「ちょっとー!失礼じゃない!?切り替えが早いって言ってよ!それになんかメガネかけると微妙にぼやけてはっきり見えないから安心できるんだよね。」
「安心?」
伊織が不思議そうに首を傾げると、杏也はうーん、と考える。

