「はいはい、さぁご飯食べましょーねー?」



手を引きリビングに向かっていく。そこには既にもう皆が集まっていた。



「おはよう。」


「おはようございます。」




「よぉ。」




「んー。おはよー。」



ソファに座ると側にあった遊の手作りクッションを抱きしめる。



「ああああ...眠いぃ......」



「こらこら、昨日何時に寝たの?夜更かしはダメだよ?」



伊織が困ったように笑う。



「杏也さん、なに食べられますか?」


朝は普段食べない派の杏也はここに来てから大分食べるようになった。だが、杏也の気分次第で食べる物が変わってくるので常に準備できる体制を作っておかなければならなかった。