恋が飽きてきたので小休憩をとっていると、伊織が本を数冊持ってやってきた。




「あ、その本の表紙...美味しそう...!」


その本とは、料理のレシピ本で、表紙にあったハンバーグの写真がとても美味しそうだった。


「ん?ああ、このハンバーグ?...じゃあ今日はハンバーグにしようか。」



にこっと優しく笑う伊織。その言葉に杏也だけでなく、恋も笑顔になった。


「やった〜!」


「まぁ、でも、恋の頑張り次第で変わるかな?」



なんて笑顔でいうもんだから、この後恋が死ぬ気で頑張ったのは言うまでもない。そして、夕飯には伊織特製のとっても美味しいハンバーグを食べたのでした。


そして翌日のテストも赤点は、免れたのでした。