涙が落ち着き俺は雪を離す 雪はこっち見て言った 「今日、何で呼ばなかったの?」 上目遣いの潤んだ瞳 不安にさせてしまった罪悪感に押しつぶされそうだ 「ごめん、名前呼んで欲しかったから意地悪した」 そう言うと雪は 「直弥」 と、顔を赤く染めながら雪は俺の名前を呼んだ