私と琉夏の関係って何だったんだろう。
小・中・高と同じ学校で、クラスは違うこともあったし、一緒のこともあった。
大学は学部が違うけれど、家から一番近い4大へ通った。
2人とも親への配慮からだった。
高校の時は、部活で遅くなるからと、駅からの帰り道を送ってくれた。
お隣さんだから、一番長く一緒に居られてお得だったと思う。
琉夏は人気者だった。
クラスに1人は居る、顔よし、頭よし、運動神経よし、そして皆に平等にやさしかった。
(そっか、私にも平等で優しかったのかも)
私だけが幼なじみだ、って図にのってたのかもしれない。
そもそも付き合ってすらいなかったもんね。
(それでも、結婚できると思うのは、バカなことかな)
朝ごはんは藤崎家で食べるから、好き嫌いも知っているし、
寝起きで少し気が緩んだ姿も知ってる。
社会人になってもそれは同じ。
13歳からの誕生日パーティーはうちで行ったし、
同じくらい私のことを知っているはずなのにな。
そっか、ずっと好きだったのか。
好きって言わないからいけなかったのかな。
言っても何も変わらなかったのかな。
その時、スマホが鳴動した。
(琉夏だ!)
何だろう。ドキドキする心を抑えつつ、メッセージを見た。
『相談したいことがある』
小・中・高と同じ学校で、クラスは違うこともあったし、一緒のこともあった。
大学は学部が違うけれど、家から一番近い4大へ通った。
2人とも親への配慮からだった。
高校の時は、部活で遅くなるからと、駅からの帰り道を送ってくれた。
お隣さんだから、一番長く一緒に居られてお得だったと思う。
琉夏は人気者だった。
クラスに1人は居る、顔よし、頭よし、運動神経よし、そして皆に平等にやさしかった。
(そっか、私にも平等で優しかったのかも)
私だけが幼なじみだ、って図にのってたのかもしれない。
そもそも付き合ってすらいなかったもんね。
(それでも、結婚できると思うのは、バカなことかな)
朝ごはんは藤崎家で食べるから、好き嫌いも知っているし、
寝起きで少し気が緩んだ姿も知ってる。
社会人になってもそれは同じ。
13歳からの誕生日パーティーはうちで行ったし、
同じくらい私のことを知っているはずなのにな。
そっか、ずっと好きだったのか。
好きって言わないからいけなかったのかな。
言っても何も変わらなかったのかな。
その時、スマホが鳴動した。
(琉夏だ!)
何だろう。ドキドキする心を抑えつつ、メッセージを見た。
『相談したいことがある』