とはいっても、禁呪を使った後は私もかなり消耗している。
魔力の方は勿論、鍵穴であるデッドゲイトの紋章を貫いた為、胸の傷も痛むのだ。
「……」
一人で山道を降りるのは正直きつい。
癪に障るけど。
「修内太」
「わかってるって」
彼は私の目の前にしゃがんだ。
「ん、乗れ」
「……」
…何だかこう…恥ずかしい。
以前もおんぶしてもらったけど、今回はそれに輪をかけて恥ずかしい。
何よ、私一人だけ修内太の事意識してるみたいじゃない!
私は修内太の背中に体を預けた後。
「えい!このっ!」
意味もなく彼の頭をはたいてみたりした。
「いててっ!何だよメグ!」
「うるさいっ!いいからキリキリ歩け!」
コイツったら、何でこう鈍くて余計なお節介ばっかり焼いてぶっきらぼうで…。
「……」
こんなに背中が広くて、頼りになるんだろう…。
魔力の方は勿論、鍵穴であるデッドゲイトの紋章を貫いた為、胸の傷も痛むのだ。
「……」
一人で山道を降りるのは正直きつい。
癪に障るけど。
「修内太」
「わかってるって」
彼は私の目の前にしゃがんだ。
「ん、乗れ」
「……」
…何だかこう…恥ずかしい。
以前もおんぶしてもらったけど、今回はそれに輪をかけて恥ずかしい。
何よ、私一人だけ修内太の事意識してるみたいじゃない!
私は修内太の背中に体を預けた後。
「えい!このっ!」
意味もなく彼の頭をはたいてみたりした。
「いててっ!何だよメグ!」
「うるさいっ!いいからキリキリ歩け!」
コイツったら、何でこう鈍くて余計なお節介ばっかり焼いてぶっきらぼうで…。
「……」
こんなに背中が広くて、頼りになるんだろう…。


