と、まあ1年と半年ほど前にそんなことがあった彼が卒業の今迎えに来てくれたということだ。


そう、卒業式の最中の"今"。



生徒代表として涙を流しながら話していた人は涙を止め、出口を見ている。


そしてこはるという名前を出したせいか私の名前を知っている人からは視線がすごい。



卒業式なのだから当然私の両親は来ている。


それは彼もわかっているはずなのに、公開プロポーズしてくる大好きだった彼にとにめかないひとがいるだろうか。