「出して!助けて!ねぇ!まゆ!」


惨めだ。醜い女子に助けを求めてる。




拳に力が入る。





「実はさ、みんなみどりのことがウザかったんだよね。気づかなかった?でもさ朝に聞いたよ?



・・・ ・・・・・
『あいつ、ウザいよね』って」





私の事なのね、分かった。




分かったから







この暗闇からだしてーーーー………。






そこからは思考回路が止まった。







「はっ……はぁっはぁ…」



「ま、頑張ってね?助けるつもりなんてないから。焼却炉が粗大ゴミを燃やすことを願いま〜す♪」


蓋が閉められた。



遠くで響く、笑い声。






焼却炉
焼却炉
しょうきゃくろ
ショウキャクロッテナニ?


熱い、熱い




息が荒くなる。生ゴミの焼けた匂いがつんっと鼻をつく。



静かに聞こえた、憎いまゆの声。






「そのまま、死んじまえ」






なんで殺されるの?
悪いこと、私した?
このまま死んじゃうの?





あいつらの事、許さない。








ユルサナイ







これは、私の復讐が記されたニッキ。