「なんでここにいる……」




「なーーーんかねぇ、うちらみんな殺されちゃったんだよね!」






心臓が飛び跳ねた。







「そっ………そーなんだぁ……」










「誰だか分かるよね?みどり」









「え………………………?」


















・・・ ・・・・・・・
「お前がうちらを殺したんでしょ?」













頭の中が真っ白になった。








なんで

なんで気づかれたの?

なんで

なんでばれたの?



「な………………なん……で」





声が震えた。









「……………………………みほ……」






みほだ。みほしかいない。




みほの方を見るとみほは顔を伏せていた。







なんでなんだよーーーーー………




「なんで殺したわけ?」



なんでお前に言われなきゃいけないの?






「お前ってサイテーだね」





どの口が言ってんの?





「はやく言えよ!」






なんで?なんで?なんで?








なんで私だけがいつもいつも責められるの?なんで私だけが悪者扱いなの?






いつのまにか叫んでいた。






「うるさいっ!!私の事殺したくせに偉そうな事言うんじゃねぇよ!!!だいたい最初に殺したのがそっちなのになんで最後になってからそのことはチャラみたいに言ってんの?!腹立つからやめてよ!」







「「「「…………………」」」」



私。









クラスの女子。












亀裂が入った。








私はみんなを敵に回してしまった。