紘くんは光源氏サマ




「ひ、、ひろく、ん、、??」


「ん?
なーに?」

「こ、こ、これって、、??」


そうだった。
私は紘くんに抱きしめられてるんだった

見上げてみると
紘くんと距離があまりにも近くて驚く

っていうか!!
なぜに抱きしめられてる?
気づいた瞬間
顔が赤くなるのがわかる


耐えられなくなって

「う、うわぁ!!」

そう、ひろくんの胸を思いっきり押して
彼から離れた


「藤壺の宮様!
なぜ!にげるんですか?!!」

「い、いや、だって、、、」

な、なんか、ちょっと怖い、、


ていうか
「私、藤壺役じゃないよ」

そうだそうだ。
みんなして突然どうしたんだ


「いやいや。
こんなにお姫様になってんじゃん」

そう言って、さっき光也くんがつけたらしい
ティアラを下ろして見してくれた


あ、ティアラだったんだ


え、じゃあ、光也くん、
私を藤壺役にしたの?

なんでだろ??