「だって、わたしと話してる時でも
いつも、
紫ちゃんの、面影を探しているでしょう?
紫ちゃんのことばかり、
考えているでしょう?
だったら、だったら、
紘くんには、
笑っていて、
ほしい、の、
幸せに、なって、
ほしいの、、
だから
そのためになら
わたしは、
我慢できるんだよ?」
途中、涙ぐみながらも
はっきりとそう告げた
ふたりは、また、泣いている
えっ?
これ、は、、、
演技?
それ、とも、、
ほんとのはなし、、?
紘くんと
奈々乃ちゃんが、付き合ってるなんて話、
聞いたことなかったけど
私、そういうの疎いし、、
そうだったんだ、、
チクッ
ん?
なんだろう今の?
それより、、
私は、何役なんだろう?
すごい、邪魔者な気が、、

