好美「あッ、滝田君の弟さん?」

 俺の近くを歩いていた河野が急に真に近づいた。

 少し驚きながらも、真も河野を気に入ったらしい。
 
 そして、俺がいる事も忘れるかのように2人で話し始めた。

 真「お兄ちゃん、凄いかっこいいでしょッ!自慢のお兄ちゃんなんだぁ!」

 河野「そうだよねぇ。墨お兄ちゃん、かっこいいよね!」

 ドキッ

 ただのお世辞かもしれないけど、河野に”かっこいい”なんて言われたらドキッとしてしまう。