時「今日も、良い天気だね。」

  愛美「・・・」

  吉野さんは、何も言わない。
 
  沈黙が俺を襲う。

  その沈黙を破ってくれたのは。

  「ニャー、ニャー。」

  猫だった。

  猫は、甘えるように吉野さんの服に体をなすりつける。
 
  吉野さんは、可愛い と言いながら猫を抱き上げた。