──side†壱†──
古河の提案に賛成し、
プリクラを撮ることになった。
初めて撮るなぁ───…。
男同士で遊んでも撮ることとかないしな。
立ち位置は、なぜか葵本の後ろになって、ドキドキが止まらなかった──…。
それでも機械からカウントが始まったら、笑いながらピースをしてプリクラを撮り終えた。
落書きは葵本たちに任して、待ちながらゲームをしていた。
変な顔なってねぇかな──…
ゲームを終えて、渡されたプリクラを見て、ニヤけそうなのを必死で堪えて、財布に終い入れた。
───…初めてのプリクラ。
当たり前だけど、葵本の笑顔を見ることが出来て嬉しかった。