「ごめんね、お待たせッ!!」

話をしていると、声をかけられて振り返ると葵本たちが居た。


───…ドキッ

振り返った一瞬、葵本と目が合ったけど、すぐにそらしてしまった───…。


「大丈夫大丈夫っ!!
どっか行きたいとこある?」

古河の言葉に答えて、誠也と章吾が皆を引っ張っていく。


「んー… どっかある?」

誠也の言葉に、古河が葵本たちに聞き返すけど、特には無いみたいだった。


「とりあえず、なんか食べますかーっ!」


伸びをしながら皆に聞こえるような声で先頭を進む誠也。

祭りで食べるだろうということで、昼ごはんは、軽食を選んでマクドになった。